令和5年度精華町公共下水道事業特別会計決算の概要について

1.業務の状況

業務量
事項 令和5年度 令和4年度 増減
年度末処理人口 (人) 36,172 36,378 -206
年度末行政区域人口(人) 36,434 36,648 -214
年度末処理戸数(戸) 15,426 15,306 120
年度末水洗化人口(人) 35,114 35,278 -164
年度末水洗化戸数(戸) 14,879 14,738 141
年間総処理水量(m3 3,561,709 3,479,849 81,860
年間総有収水量(m3 3,757,026 3,774,553 -17,527
一日平均有収水量(m3 10,265 10,341

-76

年間有収水量率(%) 105.5 108.5 -3
普及率(%) 99.3 99.3

0

令和5年度末の処理戸数は、汚水事業に係る新たな面整備を進めたことなどにより、令和4年度と比べ120戸増加し、15,426戸となりました。

一方、年間総有収水量は、年度末処理人口の減少や1日当りの排水量の減少により17,527m3減少し3,757,026m3となりました。

2.収支の状況

収益的収支(単位:千円、税抜)

 

 

令和5年度 令和4年度 増減
公共下水道事業収益(A) 1,679,427 1,647,361 32,066
営業収益 630,655 624,117 6,538
営業外収益 1,048,772 1,023,244 25,528
公共下水道事業費用(B) 1,662,221 1,635,574 26,647
営業費用 1,540,920 1,503,920 37,000
営業外費用 121,301 131,654 -10,353
総収支(A-B) 17,206 11,787 5,419

収益的収支は、汚水及び雨水処理に係る費用と収入で、令和5年度の公共下水道事業収益は、年間総有収水量の減少に伴い、営業収益の下水道使用料については減額となりましたが、雨水処理負担金の増額や営業外収益の国庫補助金の皆増などにより、令和4年度から32,066千円増の1,679,427千円となりました。

また公共下水道事業費用は、営業費用の雨水路維持管理費や総係費などの増額により26,647千円増の1,662,221千円となり、総収支は17,206千円となりました。

 

資本的収支(単位:千円、税抜)
  令和5年度 令和4年度 増減
資本的収入(A) 1,135,375 994,690 140,685
企業債 480,100 418,200 61,900
他会計負担金 172,348 170,758 1,590
他会計補助金 139,783 135,203 4,580
国庫補助金 332,862 219,943 112,919
受託事業収入 10,282 50,586 -40,304
資本的支出(B) 1,417,020 1,311,492 105,528
建設改良費 767,264 649,551 117,713
固定資産購入費 1,844 0 1,844
企業債償還金 647,912 661,941 -14,029
総収支(A-B) -281,645 -316,802 35,157

資本的収支は、下水道施設の建設改良費用や財務活動などで発生する費用と収入で、令和5年度の資本的収入は、企業債借入対象事業費の増額による企業債の増加や、国庫補助金の増額などにより、令和4年度より140,685千円増の1,135,375千円となりました。

また資本的支出は、流域関連公共下水道事業 精華第14処理分区整備工事などの実施による建設改良費の増額や固定資産購入費の増額により105,528千円増の1,417,020千円となりました。

これらにより、総収支は-281,645千円となり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額281,645千円は損益勘定留保資金で補てんしました。

3.資産・負債・資本の状況

貸借対照表(単位:千円)
  令和5年度 令和4年度 増減
固定資産(A)(B+C) 30,406,541 30,681,642 -275,101
有形固定資産(B) 28,040,013 28,227,056 -187,043
無形固定資産(C) 2,366,528 2,454,586 -88,058
流動資産(D) 275,763 435,988 -160,225
資産合計(A+D) 30,682,304 31,117,630 -435,326
固定負債(E) 7,628,803 7,785,376 -156,573
流動負債(F) 846,655 1,063,840 -217,185
繰延収益(G) 20,342,171 20,420,945 -78,774
負債合計(H)(E+F+G) 28,817,629 29,270,161 -452,532
資本金(I) 1,719,206 1,719,206 0
剰余金(J) 145,469 128,263 17,206
資本合計(K)(I+J) 1,864,675 1,847,469 17,206
負債・資本合計(H+K) 30,682,304 31,117,630 -435,326

令和5年度は、資産については、減価償却により有形固定資産や無形固定資産が減額となり、流動資産も減少したため、令和4年度より435,326千円減少しました。

また負債については、企業債の償還による固定負債の減額、さらには未払金の減少などによる流動負債の減額などにより、452,532千円減少しました。

資本については、純利益が発生したことに伴い未処分利益剰余金が増加したため剰余金が増額となり、17,206千円増加しました。

4.企業債の状況

企業債(単位:千円)
  令和5年度 令和4年度 増減
前年度末残高(A) 8,433,288 8,677,029 -243,741
本年度借入額(B) 480,100 418,200 61,900
本年度償還額(C) 647,912 661,941 -14,029
本年度末残高(A+B-C) 8,265,476 8,433,288 -167,812

令和5年度については、480,100千円の新たな借入をした一方で647,912千円を返済し、未償還残高は8,265,476千円となりました。

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更新日:2024年10月16日