令和4年度精華町公共下水道事業特別会計予算の概要について

1．業務の状況

業務予定量
	令和4年度	令和3年度	増減
排水戸数（戸）	12,110	11,900	210
年間総排水量（立方メートル）	3,830,121	3,876,000	△45,879
一日平均排水量（立方メートル）	10,493	10,619	△126

令和4年度の排水戸数は、前年度より増加し12,110戸となる見込みです。
しかし公共下水道使用量にあたる年間総排水量は、1人当たりの排水量の減少により前年度より45,879立方メートル少ない3,830,121立方メートルとなる見込みです。

2．収支の状況

収益的収支（単位：千円、税込）
	令和4年度	令和3年度	増減
公共下水道事業収益	1,791,196	1,825,471	△34,275
営業収益	691,800	688,626	3,174
営業外収益	1,099,296	1,136,745	△37,449
特別利益	100	100	0
公共下水道事業費用	1,791,196	1,825,471	△34,275
営業費用	1,639,619	1,648,655	△9,036
営業外費用	151,477	176,716	△25,239
特別損失	100	100	0

収益的収支は、汚水処理や内水排除に要する費用と収入で、令和4年度は、下水道使用料は排水戸数の増加により前年度より838千円の増額となり、また雨水処理負担金の2,331千円の増額などにより、営業収益は前年度より3,174千円の増額となる一方で、営業外収益は長期前受金戻入益などの減少により37,449千円の減額となり、公共下水道事業収益は前年度より34,275千円の減額となる見込みです。
また公共下水道事業費用は、減価償却費や企業債の支払利息などの減少により、前年度より34,275千円の減額となり、収益及び費用ともに1,791,196千円となる見込みです。

資本的収支（単位：千円、税込）
	令和4年度	令和3年度	増減
資本的収入（A）	1,442,804	1,040,837	401,967
企業債	740,300	297,500	442,800
他会計負担金	173,827	578,682	△404,855
他会計補助金	174,112	30,955	143,157
補助金	327,065	94,600	232,465
受託事業収入	27,500	39,100	△11,600
資本的支出（B）	1,771,191	1,106,935	664,256
建設改良費	1,109,249	443,448	665,801
固定資産購入費	0	2,500	皆減
企業債償還金	661,942	660,987	955
総収支（A－B）	△328,387	△66,098	△262,289

資本的収支は、補助金による収入や下水道施設の建設改良費用のほか、財務活動などで発生する費用と収入で、令和4年度は、企業債や補助金の増加などにより、資本的収入は前年度より401,967千円増額の1,442,804千円となる見込みです。
一方、資本的支出については、汚水建設事業費の増加などに伴う建設改良費の増加や企業債償還金の増加により、前年度より664,256千円増額の1,771,191千円となる見込みです。

なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額328,387千円は内部留保資金で補てんします。

3．資産・負債・資本の状況

予定貸借対照表（単位：千円）
	令和4年度	令和3年度	増減
固定資産（A）（B＋C）	31,283,618	31,304,578	△20,960
有形固定資産（B）	28,732,833	28,752,493	△19,660
無形固定資産（C）	2,550,785	2,552,085	△1,300
流動資産（D）	240,329	150,020	90,309
資産合計（A＋D）	31,523,947	31,454,598	69,349
固定負債（E）	8,048,374	7,955,987	92,387
流動負債（F）	823,406	856,812	△33,406
繰延収益（G）	20,881,930	20,871,562	10,368
負債合計（H）（E＋F＋G）	29,753,710	29,684,361	69,349
資本金（I）	1,719,206	1,719,206	0
剰余金（J）	51,031	51,031	0
資本合計（K）（I＋J）	1,770,237	1,770,237	0
負債・資本合計（H＋K）	31,523,947	31,454,598	69,349

令和4年度は、減価償却により固定資産は減少するものの流動資産の増加により、資産は前年度より69,349千円の増額となる見込みであります。また負債・資本については、資本の変動はありませんが、負債は企業債の新たな借入などにより前年度より69,349千円の増額となる見込みであります。

4．企業債の状況

企業債（単位：千円）
令和4年度当初予定残高（A）	8,617,929
借入額（B）	740,300
償還額（C）	661,942
令和4年度末予定残高（A＋B－C）	8,696,287

令和4年度は建設改良事業の財源として新たに740,300千円を借入する一方、661,942千円を返済し、年度末の未償還残高は8,696,287千円となる見込みです。

令和4年度公共下水道事業特別会計予算書 (PDFファイル: 1.1MB)

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