平成27年度に海外体験補助金を受けた方
◆木作 沙綾 さん
留学先:ドイツ・ベルリン
留学期間:平成27年5月3日~6月2日
5月から1カ月間、ドイツのベルリンへ語学留学に行ってきました。もともとドイツ語が好きで、ずっと行ってみたかったドイツ。午前中の語学学校と午後の観光を通じて、たくさんのことを学ぶことができました。
語学学校では、日本語の通じないなか、たどたどしくてもドイツ語で発言・主張する力を鍛えられました。文法や言いたいことを頭の中で整理してから発言しようとすると、他の人の発言ペースについていけません。なので、勇気をもって少々文法がおかしくても気にせず口に出すことを常に意識しました。
クラスメイトの出身地は、アラブ圏やヨーロッパ、アジアなど、さまざまでした。みんなドイツ語はまだまだ不自由でしたが、そんな中でも片言のドイツ語で笑ったり冗談を言ったりして仲良くなることができました。それは不思議な感覚でしたがとても楽しかったです。
初めてのドイツでたくさんドイツ語に触れ、ドイツの文化や生活を体験しました。そのどれもが新鮮で、日々楽しくて仕方ありませんでした。これからもドイツ語の勉強を続けていき、今度は長期で滞在できるように、また頑張ります。
◆増尾 優輝 さん
留学先:ドイツ・フライブルク
留学期間:平成27年8月17日~10月19日
私は、ドイツ南西部の都市フライブルクにある、マックスプランク免疫発生研究所において、2か月間の留学生活を送りました。
研究所では、主に、生物学的な実験を行い、私に与えられたプロジェクトは「ある未知の遺伝子の機能を解明すること」でした。このプロジェクトに取り組むために私が考えた手法は2つありました。1つ目は、この遺伝子の産物であるタンパク質に蛍光物質を付着させ、タンパク質が細胞内のどこに存在するのかを調べるという手法です。2つ目は、この遺伝子を生物工学的な手法で喪失させた後に、細胞が通常通り生存ができるかを調べるという手法です。この2つの手法を通じて、私が対象とした遺伝子は、生存に不可欠であるということを発見しました。
留学期間中には、研究所内の教授、研究員、大学院生の方々と様々な話をする機会に恵まれました。科学の基礎的な現象を突き詰めていくための多くの手法を実際に見て学ぶことができたのは、非常に大きな財産となったと感じています。このような貴重な留学の機会を支援していただいた精華町に深くお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
◆藤原 由貴 さん
留学先:ニュージーランド・クライストチャーチ
留学期間:平成28年2月19日~3月19日
研修前は、相手が話している事が全く理解できず何度も聞き返し、それでも理解できない時は紙に書いてもらていました。理解するのに時間がかかり、話が理解できても単語が思いつかずどのように言葉を発して良いのか分かりませんでした。しかし、平日の語学学校で学ぶ時間は意見を求められる場面が多く、また、ほかの留学生とコミュニケーションをとる中でお互いの国の話や言葉を勉強するきっかけを通してすこしずつですが相手の話が理解できるようになりました。すべての言語が理解できなくとも、相手が伝えたい事が分かるようになったことが今回の研修を通して成長できた成果だと思います。
私は海外に行くこともホームステイをすることも何もかもが初めてでした。英語をなかなか理解できない私に対してホストファミリーが苛立っているのではないか、あまり話をしてくれないため何か悪いことをしたのではないかと深く考え、不安になっていました。また、バスに乗った時に自分の降りたいバス停が分からず運転手に訪ねた時、運転手自身も分からないと言われた時は、このまま帰れないのではないかととてつもない恐怖に襲われました。日本とは違う環境の中で1か月間過ごしたことは、私にとって貴重な体験であり、家族のありがたみ、そして言葉の大切さを実感することができました。自分から行動をしなければ何も失うものはありませんが、何かを得ることもできません。話すことに恥じらいを感じず間違っていても相手に伝える努力をすることの大切さを学びました。今後も果敢に様々なことに挑戦していきたいです。
◆足羽 柚希 さん
留学先:オーストラリア・ブリスベン
留学期間:平成28年2月27日~3月27日
私は1か月間、オーストラリアに留学しました。最初の2週間は、語学学校に通い、次の2週間は幼稚園にボランティアをしに行きました。
語学学校には、いろんな国の人がいました。モンゴル、ブラジル、ベトナムなどの国のいろんな年齢の人と仲良くなることができました。日本人も思ったよりたくさんいて、いろいろなことを教えてもらいました。平日は朝9時から3時過ぎまで学校の授業がありました。授業は文法の勉強をしたり、自分の国についての説明をほかの国の人にしたりしました。学校が終わってからショッピングに行ったりマーケットに行ったりしました。ボランティアの平日も同じように3時ぐらいまであって、3~5歳の子どもと関わりました。教室は分かれることなくみんな一つの場所で、一番驚いたのが、火水木の子ども、木金の子どもと分かれていたことに驚きました。私が受けた印象としては日本より自由な感じでした。
休日は、できた友達と島に行ったりビーチに行ったりショッピングをしたりしました。ホームステイ先には小学生の子どもが2人いて、その子たちと遊ぶのも本当に楽しかったです。オーストラリアの人たちは寝るのがすごく早くて、私も10時にはベッドの中にいました。文化の違いに触れられて有意義な1か月を過ごすことができました。
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更新日:2019年03月15日