平成30年度に海外体験補助金を受けた方

・大西 利恵さん

留学先:アメリカ・ミシガン州

留学期間:平成30年5月2日~平成30年8月18日

 ウェスタンミシガン大学のキャンパス内はとても広大で、自然で溢れており、野生のリスや鹿なども見ることができました。さらに、キャンパス内の様々な施設も豊富で、クラス以外でも有意義な時間を過ごすことができました。

 寮生活においては現地の学生と話せる機会が多く、さらに、自分で身の回りのことをする責任感が身に付き、とても良い経験になりました。

 クラスにおいては、日本とは違い、常に積極性を求められ、プレゼンテーションや生徒同士のディスカッションが主で、自ら発言したり、積極的に授業に参加することができたと思います。日々の生活の中で語学力を上げるために、クラスが終わった後にはネイティブの人たちと話せる機会のConversation Circleというのがあったので通いました。

 留学を通して多くの人との出会いがあり、様々な国の友人ができて、素晴らしい経験ができたことに改めて感謝したいと思いました。

 

・堅川 志織さん

留学先:アメリカ・カリフォルニア州

留学期間:平成30年8月11日~平成30年9月10日

 私が今回の留学で学んだ最たることは、異文化理解の重要さである。渡航以前に自分が想像していた以上に、様々な文化的相違を痛感する留学生活であった。ホームステイ先では、プール付きのお家にほぼ一切料理のしない日常。アメリカ文化におけるフットボールの重要さに加え、新たな人と出会えばクリスチャンかと尋ねられる宗教観の違い。挨拶はハグが多用され、買い物に行けば店員さんがこれでもかとばかりにフレンドリーに話しかけてくる。権利と自己主張の激しいアメリカ人達に圧倒される日々。また、様々な国から来ていたクラスメート達からも、時間に達する考え方に加えて、人付き合いの方法などの多様性を学んだ。これまでの自分にとっての当たり前が、いかに狭い視野における物事の考え方であったのかに気づかされた毎日であった。さらに初めての海外生活を通して、将来、日本に生活拠点を置きたいと強く思うようになった。日本にいながらにして、海外と何らかの形で接点を持つことができるのが、今の自分にとっての理想である。

 今回の留学で得た数えきれないほどの学びとたくさんの人との出会いを財産に、今後もさらに貪欲に、多角的な視野を持つように心がけながら成長していきたいと思う。

 

・一宮 光里さん

留学先:カナダ・ハリファックス

留学期間:平成30年8月25日~平成30年12月16日

 私が今回のカナダ留学を通して得た成果は、英語のリスニング力、スピーキング力、リーディング力です。毎日、8時30分~11時30分の間は、語学学校に通い、日本人と中国人の計18人のクラスで配布された教科書を使用して、英語を勉強しました。月曜日と水曜日は、語学学校に通った後、13時~14時15分まで大学の正課科目である心理学のクラスを取り、授業を受けていました。加えてカナダでホームステイを経験しました。これまで実家暮らしだった私にとってホームステイでの経験は、自立心を得るきっかけとなりました。初めて親元を離れて暮らすことで洗濯物や洗い物、その他の事などにおいても自分で何事も取り組み、自立心が芽生えました。

 以上が私がカナダ留学を通して得た成果と経験です。

 

・丸山 琴羽さん

留学先:カナダ・トロント

留学期間:平成30年11月5日~平成30年12月27日

 留学に参加するにあたって、決めていたことが3つある。1つ目は、挑戦するか聞かれたときには常にYesと答えて全力で取り組むことだ。危険なことや禁止されていること以外は、機会があるなら全て経験すると決めていた。2つ目は、やりたいことには自分から動いて積極的に取り組むということで、3つ目は、決めた事は最後まで続けてやり切るということだ。今回の留学では、この3つが達成できたと思う。

 できる気がしない歴史や地理、理科のテストも、やってみると先生に言って、1週間テスト勉強をしてテストに挑んだ。予想通り自分には難しかったが、テスト勉強のおかけで、空白は作らず全問に回答を書けた。帰国までにテストが返却されなかったので、自分の成績は分からないが、良い成績ではないと思う。でも、私にとって重要なのは全力で挑戦することだったので、テストで空白を作らなかったことだけで満足だ。興味を持った水泳部についても、自分でtryoutについて情報を集め、Kellyに相談して入部した。部活動については、ホストファミリーが協力してくれて本当に嬉しかった。お母さんが朝早くから起きて学校まで一緒に歩いてくれたり、朝ごはんを持って行けるように作ってくれたり、練習がある日はKellyが自分の分と私の分で2つの昼ごはんを持ってきてくれたり、私が理解できなかった水泳部の連絡をKellyが友達の水泳部員に確認してくれたり。英語が不十分な自分には部活は大変すぎるのかもしれないと感じた時にも、大変だとしてもたった2ヶ月だけなのだからと思って続けていれば、最後には水泳部は好きな場所になった。歴史の授業は言葉が難しくて理解できず科目変更をしようかとも思ったが、自分が選んだ教科なのだからと最後まで続けた。授業中に理解できなかった事象を帰って調べたら英語版のサイトしかなくても、それを地道に読んでいれば少しずつわかって、日本の授業では知れないであろうカナダ史の知識も増えて、おもしろかった。どんなことも、はじめは楽しくなくても、全力で取り組んでいれば周りの人達が協力してくれて、どんどん楽しいものに変わっていった。とにかく根気強く挑んでみることの大切さを実感した。

 Kellyの友達とも仲良くなれて良かった。11月上旬は、一緒に昼ごはんを食べても、何を話しているのかさっぱりわからず、愛想笑いしかできなかった。廊下で会っても目が合ったら手を振るくらいで、それ以上の関りは無かった。でも、12月下旬には、何を話しているのか聞き取れるようになった。自分もコメントをするには会話のスピードが早すぎたが、面白いところで一緒に笑って、自分に話が振られと時には受け応えくらいはできるようになった。Kellyと友達が通っていた小学校に行って、体育館でゲームをしたり、スターバックスに行ってわいわい話したりした。InstagramやSnapchatなどのSNSでも繋がって、今でも、コメントを送ったりメッセージのやり取りをしたり、と関わりがある。SNSなどで繋がると、軽く使われる英語、所謂スラングも沢山知れて、コミュニケーションの幅が広がり、おもしろい。仲の良い友達同士はInstagramの投稿に、かわいい、いいね、ハートなど、ほんと一言でも何かコメントを送るのが普通のようで、私たち(日本人)は、何か伝えたいことが無ければInstagramにはコメントしないので、コメントの量に驚いた。

 RCIでは、アジア系の生徒も多く、この留学プログラムについても全校生徒が知っている訳ではないので、留学生だと知らない人も多いようで、何気なく英語で話しかけてくる人もいた(特に水泳部)。自分は日本から来ていて英語を勉強中だと説明して初めて留学生だと認識されることも少なくなかった。いきなり英語で話しかけられるのは少し怖かったが、留学生として扱われていないのは居心地が良かった。特別扱いされないので、リアルなRCIを体験できた。

 長いと思っていた2ヶ月間は、あっと言う間に過ぎた。2ヶ月という短い時間の中で、できる限り多くのことを学び、吸収し、成長できたと思う。この交換留学プログラムに参加できて本当に良かった。

 

・谷江 駿さん

留学先:カナダ・バンクーバー

留学期間:平成30年8月24日~令和元年7月2日

 約1年間のカナダ留学を終えて、英語能力はもちろん、コミュニケーションの仕方や積極性を身に付ける事ができました。また、両親と離れて暮らしたことで、自分の洗濯物は自分でしたり、自炊をしたりしていたので、少しは自立できたのではないかと思います。そして、カナダはもちろん、メキシコ・スペイン・ブラジル・韓国・中国・ドイツなどなど、たくさんの国々の友達を得ることができました。今回の留学で得ることのできたコネクションは、将来、必ず役に立つと思います。それらの多くの友達を通じて色々な文化の違いや、考え方、行動の仕方などの違いを知る事ができました。

 勉強の仕方などにも大きな違いがありました。日本人はしばしば「Math guy」と呼ばれることもあり、「勉強ばかりしていて面白くないやつ」というような印象を持っている人もいました。逆に、それは偏見だという人もいましたが、私は、それは事実だと思いました。日本人は、他の国の人たちと比べて、大人すぎると思いました。他の国の人たち、特にメキシコやブラジルといった国の人たちは、皆同じ年でも、良い意味でも悪い意味でも子どもでした。私には、メキシコ人のホストブラザーが一人いて、近所にはメキシコ人とブラジル人とドイツ人がホームステイしていたのでよく一緒に遊んでいましたが、彼らは何気ない日常生活の中でも大きな声で明るく笑い楽しんでいました。例えば鬼ごっこやかくれんぼをしても、次はこんなルールでやろうぜ、なとといろんなアイデアを出し合っていろんなパターンで楽しんでいました。それから、カナダ人も含め皆、笑いのツボが浅く、ちょっとしたことでも大爆笑していたので、変に大人びてクールでいるよりも、こういう子供っぽさを持ち合わせている方が幸せなんじゃないかなと思いました。また彼らは、ただ子どもなのではなく、しっかりとしている所はしっかりとしていて、プレゼンやアーギュメントがあったときは英語力に関係なく、皆しっかりと自分の意見を持っていて、それを表現して伝えることができていました。そういう所はすごいなと思いました。ただ、幼いがゆえに、何度か問題が起きたり、他の人に迷惑をかける時もあり、それは問題だと思いましたが、他人の目を必要以上に気にしたり、他人に気を使う事ばかりを覚えた、もしくは覚えさせられた日本人よりは、自分の考えを持って、しっかり伝えることができ、どんなことでも楽しんで取り組める彼らのほうが、豊かな人生を送れるのではないかなと思いましたし、私は、そういう人になりたいなと思いました。

 私はこれからも、英語力を高めていくために、積極的に英語を使って行きたいと思います。

 

・筒井 瑶さん

留学先:カナダ・ケロウナ

留学期間:平成30年8月28日~平成31年4月28日

 私は留学を通して「度胸がある人」になった。

 留学に行く前は、生まれてこの方親元を離れて生活をした事がなかったので、8ヵ月の留学期間は大冒険であり、期待よりも不安が勝っていた。ずっと行きたくて、ようやく叶った留学生活であるのに、行きの航空券がなかなか買えなかった。その時は、両親に黙ってこっそりとカナダ一人旅を決行するとは思いもしなかった。日本が恋しくてホームシックになるどころか、何にも誰にも拘束されない自由な生活が楽しくて毎日を満喫していた。一度思い切った行動をすると、人は大胆になるなと思った。

 自由な生活はもちろん楽しくもあったが、苦い一面もあった。何にも縛られずどんな状況においても自分の判断に委ねられるがゆえに、何事も自分から行動を起こさなければ何も変わらなかった。例えば、お世話になったホストファミリーは、親切で優しくて私のために何もかもやってくれるような人達であったが、私はファミリーの一員として接してほしいのに、留学生活の半分を過ぎてもホストとゲストの関係から発展しないことが少し物足りなさを感じていた。そこで今までの友好関係で相手が寄ってきてくれるのを待っている受け身の立場が多いことに気付き、自分からファミリーになりたいという姿勢を見せるようにした。自分の部屋にこもらずリビングにいるようにしたり、ファミリーに話しかける回数を増やしたり、とひとつずつは些細な事だが、今までの自分を変える事はとても大変で精神的に疲れる事もあった。しかし、帰国する時にホストマザーが目に涙を浮かべながら、娘がいなくなるみたいと言ってハグをしてくれた時、自分を変えようと努力した事が報われたと感じた。

 留学体験を通して、自分自身を見つめ直す時間が多かったことから自己分析をして、自分の嫌いな部分を改善するために行動してみたり、今までした事がなかったことに挑戦してみたりした。8ヵ月間しかないから「とりあえず行動してみよう」と思い切った行動ができたので、今までにない新しい自分と出会う事ができた。

 

・大西 真叶さん

留学先:韓国

留学期間:平成31年3月12日~令和元年12月25日

 私はこの10ヵ月間でたくさんの経験をすることができました。

 19年間、家族と一緒に生活してきたので何もかも自分のことは自分でやり、責任を持つということを1番身をもって感じることができました。

 留学を通して知り合った友達の存在はとても大きかったですし、違う国から来ている同じ留学生と韓国語でコミュニケーションすることが毎日たのしかったです。

 旅行のときとはちがって現地の学生と同じ生活することで日本にいる時の大学生活とはちがう色々な韓国文化を体験することができました。

 帰国して日本の友達と会ったときに「韓国語話せるようになった?」とよく聞かれるのですが、「上達したよ」と自信を持って言えるくらい今回の留学は自分自身の成長を感じることができたので、よかったと思います。

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更新日:2020年11月09日