野鳥のヒナを拾わないで!

もうすぐ始まる春から夏にかけては野鳥たちの繁殖シーズンです。

この時期は、地面に落ちて迷子になったように見えるヒナを見かけることが多い季節でもあります。

しかし、その子たちは迷子になっているのではありません。

また、野生の鳥類の取扱いは法律で厳しく決められています。絶対に連れて行かないでください。

●どうしてヒナが地面にいることがあるのですか。

野鳥のヒナの多くは、卵からかえって羽が生えそろうとすぐに巣立つので、巣から飛び出す段階ではうまく飛べずに落ちるものもいます。でも、けがをしていなければ、親鳥が給餌や誘導をするうちに、少しずつ飛べるようになると考えられます。

●ヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか。

巣立ち直後のヒナはあまり動きません。親鳥は人がヒナの近くにいると警戒してやって来れません。ヒナに手を出して親子を引き離すと「誘拐」になるので、その場を立ち去る方がよいでしょう。

●ネコやカラスに食べられないでしょうか。

心配ならば、ヒナを近くの茂みの中に置いておくこともできます。親鳥は姿が見えなくても、ヒナの声で気づくことができるでしょう。

●人がヒナを育てることはできないのですか。

たくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1カ月)に「何が食べ物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、人に育てられたヒナは自然の中で生きていけるとは限りません。

なお、野鳥は許可なく捕らえたり、飼うことができないため、けがをしている、希少種など、放っておけないと判断される場合は京都府や本町に相談してください。

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更新日:2019年03月15日