野焼きは周辺に配慮をお願いします

適法な焼却施設以外で廃棄物(ごみ)を燃やすことを「野焼き」といい、法律で原則禁止されていますが、稲わらの焼却や、田畑のあぜ道、用水路などの刈り取った雑草を焼却することなど、農業を営むためにやむを得ず行う焼却については、法律で例外的に認められています。

ただし、野焼きをする場合は、洗濯物に煙の臭いがついたり、家の中にまで煙や臭いが充満したりするなど、周辺にお住まいの方に影響を与えないようにご配慮をお願いします。

また、火災に十分注意し、その場を離れず火の管理をお願いします。

「もし、自分が野焼きの風下に住んでいて洗濯物や家の中に煙が来たら…」といつも考え、次のことに注意してください。

  • 野焼きをする時は近くにお住まいの方へ事前に声掛けをしましょう。
  • よく乾燥させ一度に燃やす量を少なくするなど、大量の煙が出ないようにしましょう。例えば、ほ場一面の稲わらなどを一度に焼却するのではなく、いくつかに区切ることで、煙の量や臭いを少量にとどめるなどの配慮をお願いします。
  • 風向きや時間帯にも注意しましょう。
  • ビニール(マルチ、あぜシートなど)やペットボトルなど有害物質が発生しやすいものを燃やすことは厳禁です。
  • 庭木を刈り込んだものや杭(ならし)などの焼却も禁止されており、違反者として処分対象になることがあります。
  • 住宅などが近くにある時は、より一層火災などに十分注意してください。

 

「秋起こし」を行いましょう!!

秋起こし(秋鋤込み)

稲わらの腐熟を促進させ、来春の田起こし(耕うん)の精度を向上させる土づくり。

水田の土は、乾くと空気の通りにくい土になりますが、秋起こしを行うことで、土の空気にふれる部分が多くなり、土のかたまりが次第に砕けて、ボロボロになり、空気の通りやすい土になります。水と空気の通りが良いので、稲の根がよく発達し、秋起こしは春起こしより増収が期待できます。

また、秋から春にかけて発生するスズメノテッポウ等の雑草も、生育初期にすき込まれるため、枯れてしまいます。その後は気温の低下により、芽生えが押さえられ、春になっても雑草が茂ることなく、代かきが楽になり、稲の良い生育も期待できます。

時期

稲収穫後できるだけ早く行うと、翌年の作付への影響が少なく、効果あり!!

ポイント

  1. 稲刈り
  2. 排水
    稲刈り後は水尻をしっかりあけて乾きやすくしましょう。轍など滞水しているところは、溝を切って排水溝に繋げましょう。
  3. 分解促進
    稲わらの分解促進のための資材を散布しましょう。石灰窒素を散布すると分解が促進されます。
  4. 秋起こし
    土を練らないように丁寧な耕耘作業を行いましょう。特に、田の枕地は、機械が頻繁にターンするため、深くなったり土を練りがちになります。一畝おきに耕耘する、枕を2周とるなどの枕地に負担をかけない工夫をしましょう。
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更新日:2022年11月02日