熱中症予防を行い、暑い夏を乗り切ろう!
熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境下で、発汗による体温調節がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をさします。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、場合によっては死亡することもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
熱中症を予防するために
屋内では
・エアコン等で温度調節を行う。
・遮光カーテン、すだれを利用する。
・室温をこまめにチェックする。
屋外では
・日傘や帽子を利用する。
・日陰を利用する。
・天気のよい日は外出をできるだけ控える。
からだの蓄熱を避けるために
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する。
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで体を冷やす。
・こまめに水分補給をする。
屋内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給をしましょう。
経口補水液やスポーツドリンクなどを飲むように心がけてください。
暑熱順化って知っていますか?
暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。
暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて、暑さに強くなります。
暑熱順化をすることで低い体温でも汗をかきやすくなり、皮膚の血流も増加し、熱が逃げやすくなり体温上昇を防ぎます。
その結果、脱水と熱中症のリスクを減らすことができます。
暑熱順化をするためには、「やや暑い環境」で、適度に運動や入浴を行ってください。
暑熱順化には2週間程度かかるため、気温が高くなる前から余裕をもって始めましょう。
「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」
国では、令和5年度までは熱中症の危険性が極めて高いと予測される場合に「熱中症警戒アラート」を発表してきましたが、令和6年度からは、過去に例のない危険な暑さが予測され、深刻な健康被害が生じるおそれがある場合に備え、熱中症警戒アラートをもう一段引き上げた形で「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始されました。
熱中症警戒アラートってなに?
熱中症の危険性に対する「気づき」を促すものとして、府予報区等内において、いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が33(予測値)に達する場合に発表されます。
熱中症警戒アラートが発表された地域において、気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生じるおそれがあるので、他人事と考えず、自分の身をしっかり守りましょう。
熱中症特別警戒アラートってなに?
各都道府県内の全ての暑さ指数情報提供地点において、翌日の日最高暑さ指数が35以上となることが予測される場合、前日の午後2時頃に発表されます。
熱中症特別警戒アラートが発表されると、普段心がけている熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性があります。危険な暑さから命を守るための行動をしましょう。
指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)
指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)は、気候変動適応法に基づいて、冷房設備を有する等の要件を満たす施設を、誰もが利用できる暑さをしのげる施設として、市町村長が指定した施設のことです。
指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)は熱中症特別警戒アラートが発表されたときに、あらかじめ公表している開放可能日等において開放することとなっています。
熱中症特別警戒アラートが発表される等、危険な暑さが見込まれる場合は、指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)の利用もご検討ください。
熱中症かなと思ったときは
もし、熱中症の様な症状が起こった時には、まず体を冷やすことが大切です。
涼しい場所に移動し衣服をゆるめてください。
近くに冷やすものがある場合には、首の周り、脇の下、足の付け根などを冷やしてください。
しっかり水分補給も行いましょう。
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消防本部 指令救急課 救急係
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更新日:2025年06月02日