安楽寺(あんらくじ)

天文5(1536)年、本誉単信が開基され、元禄年中(1688-1704)、僧相誉が中興したと伝わっています。

阿弥陀如来坐像(本尊):1躯[町指定有形文化財]

平安時代後期(12世紀)の作です。高さ88.7センチメートル。ヒノキの寄木造、漆箔、彫眼。典型的な定朝様(じょうちょうよう)の作風を示しています。明治初年に、僧坊にあった別の寺から移されてきたと伝えられています。

阿弥陀如来立像:1躯

鎌倉時代(13世紀)の作です。高さ95.9センチメートル。寄木造、汾溜(ふんだみ)(肉身部)・漆箔(着衣部)、玉眼嵌入。光背・台座とも当初の部分がかなり残っており貴重です。仏師快慶(かいけい)のつくりだした安阿弥様(あんなみよう)といわれる作風を受け継ぐ一作例です。

この他に、貞享3(1686)年の梵鐘が蔵されています。

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更新日:2019年03月15日