放置竹林を整備しましょう

放置竹林を手入れしましょう

現状と問題点

日本では、戦後、収益の高いタケノコの栽培が盛んとなり、多くの竹林が植えられました。また、竹は成長が早く、強靭かつしなやかで細長く割れる性質から、古くからうちわやザルなどの日用品や家具、建築用材の材料として使われてきました。

   しかし、外国からの安価なタケノコや竹材の輸入増加や、プラスチックなどの代替品の出現により、国内のタケノコや竹製品の需要量が減少し、さらに農家の高齢化や担い手の減少などで手入れがされず放置される竹林が増加してきました。

放置竹林が拡大すると

〇他の樹木や生物多様性への影響・・・竹は成長が旺盛で、根は森林内に拡大・侵入します。また、竹が光を遮ることで、樹木は弱り、枯れてしまいます。その結果、鳥類や昆虫類の種数も減少し生物多様性の低下を招きます。

〇水源かん養機能への影響・・・竹の地下茎は地中30センチメートル程度に集中しているため、雨水が地中深くまで浸透しなくなるとともに、放置された竹林の地下茎は腐食したり枯死するため、土砂・土壌崩壊危険の可能性があります。

竹林を整備しましょう

竹林の整備計画・方針をたてましょう

竹林の状況を把握し、どのような竹林にするか整備計画や、方針をたてましょう。

枯れた竹、細い竹、曲がっている竹、傷のある竹、重なっている竹は伐採・整理しましょう。

竹林の伐採作業は安全に

放置竹林の場合や、竹の本数が多い場合は、数年かけて少しずつ伐採しましょう。

安全第一を心がけ、長袖、長ズボン、丈夫な長靴、軍手、ヘルメットを着用しましょう。

竹は滑りやすいので、足元に注意しましょう(スニーカーは適しません)。

竹林の伐採方法

(1)伐採する竹を選び、印をつけましょう。

(2)倒す方向を決めましょう。

(3)受け口をつくりましょう(稈径の3分の1程度)。

(4)人がいないことを確認し、受け口の反対側から切り倒しましょう。

(5)倒した竹は、必要な長さに切り、枝をはらいましょう。

(6)平らな場所に搬出・集積しましょう。

タケノコを食べて放置竹林対策

タケノコを掘って食べることは、一番の放置竹林対策になります。

しかし、竹やぶとなった放置竹林を整備しても、翌春すぐにタケノコが収穫できるとは限りません。

竹林を整備すると、地下茎に蓄えられる養分量が徐々に回復しますので、粘り強く竹林整備を継続してください。

施肥や土壌改良を行うことも効果があります。

竹の活用方法

伐採した竹は、竹の節や質感を活かした竹細工の製作を楽しむことができます。

また、設備が必要ですが、竹炭や竹酢液を製作することも可能です。

参考

詳しくは、以下のホームページも参考にしてください。 〇京都府山城広域振興局ホームページ

〇林野庁ホームページ

〇農林水産省ホームページ

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更新日:2019年03月15日