【シリーズ(2)】平成27年度 全国学力・学習状況調査の結果(中学校編)
平成27年4月21日(火曜日)に実施した、平成27年度「全国学力・学習状況調査」の結果をシリーズ3回にわたりお知らせします。
第2回目は、中学校の学力状況についての調査結果をお伝えします。 今年度は、教科に関する調査(国語・算数(数学))に「理科」が加わりました。
一度だけのテストであることや、特定された範囲の出題であることを考慮のうえ、結果をご覧ください。
調査の目的
・義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
・このような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
・学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。
対象者
中学3年生383人
調査内容
教科に関する調査
・国語:A問題・B問題
・数学:A問題・B問題
・理科
「A問題」とは
身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能など。
「B問題」とは
知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力や様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力など。
「理科」については、主として「知識」関する問題と「活用」に関する問題を一体的に問う問題を出題。
教科に関する調査結果の考察(中学校)
国語の問題では、「読む・書く・話す・聞く」の学習領域でバランスよく習得できていましたが、活用問題の中で複数の資料から適切な情報を得て、自分の考えを書く問題では課題が残りました。
一方、数学の知識に関する問題においては、「数と式」「関数」「図形」「資料の活用」のすべての学習領域において全国を上回る結果でしたが、活用問題で、与えられた情報から必要な情報を選択し、的確に処理することができるかをみる問題においては、正答率が低い結果となりました。
また、今年度から新たに実施されました理科においては、物理・化学・生物・地学のすべての領域で全国平均を上回る好結果となりました。特に物理的領域の『オームの法則を使って抵抗の値を求める問題』や化学的領域の『水溶液の濃度に関する問題』については、高い正答率となりました。
調査結果
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教育部 教育支援室 教育支援係
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更新日:2019年03月15日