令和3年度 全国学力・学習状況調査の結果

令和3年5月27日(木曜日)に実施した、令和3年度「全国学力・学習状況調査」の結果をお知らせします。

調査の目的

・義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。

・このような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。

・学校における児童生徒への教科指導の充実や学習状況の改善に役立てる。

対象者

小学校6年生 (受検者数 364人) ◆中学校3年生 (受検者数 334人)

調査内容

教科に関する調査

◆小学校 国語・算数 ◆中学校 国語・数学

出題範囲は、調査する学年の前学年までに含まれる指導事項を原則としています。

1.身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能等

2.知識・技能を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立てて実践し評価・改善する力等。 ※1.と2.と一体的に出題

質問紙調査

児童生徒に対して、学習や生活の様子について質問により調査をしたものです。結果については、質問項目を6つのカテゴリーに分類し、全国平均との比較や小学生と中学生の比較など特徴的な18の質問について分析をしました。

教科に関する調査結果の考察

◆小学校

国語の問題では、「思考に関わる語句の使い方を理解し、話や文章の中で使う」問題や「自分の主張が明確に伝わるように、文章全体の構成や展開を考える」問題では、府平均、全国平均より高く、また「目的や意図に応じ、資料を使って話す」問題や、「目的に応じ、文章と図表とを結びつけて必要な情報だけを見る」問題においては、特に優れていました。しかし、「学年別漢字配当表に示されている漢字を文の中で正しく使う」問題では課題が残りました。 算数の問題では、「速さと道のりを基に、時間を表すことができる」問題や、「示された除法の結果について日常生活の場面に即して判断することができる」問題は特に優れていました。

◆中学校

国語の問題では、「読む・書く・話す・聞く」の学習領域でバランスよく習得できており全国を上回っています。「相手や場に応じて敬語を適切に使う」力に関する問については、特に優れていました。また、「話合いの話題や方向を捉えて、話す内容を考える」問いにおいても優れており、コロナ禍で学習活動が制限されていた中であっても、これまでの「話合い活動」の継続的な指導が定着していると言えます。

数学の問題では、「数と式」「図形」「関数」「資料の活用」の各領域とも全国を上回る結果になりました。資料を活用し、特徴や判断の理由などを説明する問については特に優れていました。

質問紙に関する調査結果の考察

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調査結果

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更新日:2022年02月04日