令和4年度 全国学力・学習状況調査の結果

令和4年4月19日(火曜日)に実施した、令和4年度「全国学力・学習状況調査」の結果をお知らせします。

調査の目的

  • 義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
  • このような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
  • 学校における児童生徒への教科指導の充実や学習状況の改善に役立てる。

対象者

  • 小学校6年生
  • 中学校3年生

調査内容

教科に関する調査

小学校(国語・算数・理科)

中学校  (国語・数学・理科)

出題範囲は、調査する学年の前学年までに含まれる指導事項を原則としています。

  1. 身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能等
  2. 知識・技能を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立てて実践し評価・改善する力等。

1.と2.と一体的に出題

質問紙調査

児童生徒に対して、学習や生活の様子について質問により調査をしたものです。結果については、質問項目を6つのカテゴリーに分類し、全国平均との比較や小学生と中学生の比較など特徴的な18の質問について分析をしました。

教科に関する調査結果の考察

小学校

国語の問題では、「登場人物の行動や気持ちなどについて叙述を基に捉える」問題は、府平均、全国平均より高く、また「表現の効果を考える」問題では、特に優れていました。しかし、「学年別漢字配当表に示されている漢字を文の中で正しく使う」問題では、同じ部分を持つ漢字の誤答があるなど課題が残りました。

算数の問題では、「百分率で表された割合と基準値から、比較量を求める」問題や、「図形を構成する要素に着目して、ひし形の意味や性質、構成の仕方について理解している」問題は特に優れていました。

理科の問題では、「提示された情報を、複数の視点で分析して、解釈し、自分の考えを持つことができる」問題は優れていました。しかし、「器具の理解、正しい使い方」に関する問題では、器具の名称を正しく理解できていないものと考えられ、課題が残りました。

正答率の比較では、精華町の結果は、国語、算数、理科において、京都府平均、全国平均を上回る結果となりました。3教科とも概ねバランスよく、基本的な内容が習得できていると言えますが、「自分の考えを持ち、その内容を記述する」など、記述式の問題では、正答率は府平均、全国平均を大きく上回るものの、無解答率も府平均、全国平均より高い結果となり、課題があると考えます。

中学校

国語の問題では、「自分の考えが分かりやすく伝わるように表現を工夫して話す」問題について特に優れており、意図を明確にして話し方を具体的に考える力が付いていると言えます。

数学の問題では、「数と式」「図形」「関数」「資料の活用」の各領域とも全国を上回る結果になりました。特に「数と式」で、「目的に応じて式を変形したり、その意味を読み取ったりして、事柄が成り立つ理由を説明することができる」の問については特に優れていました。

理科の問題では、4つの領域(「エネルギー」を柱とする領域、「粒子」を柱とする領域、「生命」を柱とする領域、「地球」を柱とする領域)においてバランスよく学習ができていると言えます。「生命」を柱とする領域では、観察結果と知識を関連付けて考察を行う問題が特に優れていました。

質問紙に関する調査結果の考察

カテゴリーごとのページをご覧ください。

調査結果

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 教育支援室 教育支援係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地

電話番号:0774-95-1923
ファックス:0774-94-5176
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2023年02月01日