令和5年度 全国学力・学習状況調査の結果

令和5年4月18日(火曜日)に実施した、令和5年度「全国学力・学習状況調査」の結果をお知らせします。

調査の目的

  • 義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
  • このような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
  • 学校における児童生徒への教科指導の充実や学習状況の改善に役立てる。

対象者

  • 小学校6年生
  • 中学校3年生

調査内容

教科に関する調査

小学校(国語・算数)

中学校  (国語・数学・英語)

出題範囲は、調査する学年の前学年までに含まれる指導事項を原則としています。

  1. 身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能等
  2. 知識・技能を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立てて実践し評価・改善する力等。

上記1と2が一体的に出題されました。

質問紙調査

児童生徒に対して、学習や生活の様子について質問により調査をしたものです。結果については、質問項目を6つのカテゴリーに分類し、全国平均との比較や小学生と中学生の比較など特徴的な18の質問について分析をしました。

教科に関する調査結果の考察

小学校

国語の問題では、「 目的に応じて、文章と図表などを結び付けるなどして必要な情報を見付けることができるかどうかをみる」問題では、府平均や全国平均より高いです。「 必要なことを質問しながら聞き、話し手が伝えたいことや自分が聞きたいことの中心を捉えることができるかどうかをみる」問題については、特に優れています。「 学年別漢字配当表に示されている漢字を文の中で正しく使うことができるかどうかをみる」問題では、熟語の意味を捉えた漢字の表記に誤答がみられます。

算数の問題では、「 伴って変わる二つの数量が比例の関係にあることを用いて、知りたい数量の大きさの求め方と答えを式や言葉を用いて記述できるかどうかをみる」問題は、府平均や全国平均より高いです。「 正三角形の意味や性質について理解しているかどうかをみる」問題については、特に優れています。「 (2位数)÷(1位数)の筆算について、図を基に、各段階の商の意味を考えることができるかどうかをみる」問題では、立式と筆算の各段階の商の意味を関係づけて考えることができないところがあります。

精華町の結果は、国語、算数ともに全国平均を上回りました。京都府平均と比較すると国語ではやや下回り、算数では同等の結果でした。国語では基本的な内容(言語事項など)の習得に課題があると考えます。算数では基本的な内容は習得できており、短答式(答えのみを記入)の問題の正答率は府平均や全国平均を上回っています。

中学校

国語の問題では、すべての領域で国や府の正答率よりも高く、「具体と抽象など情報と情報との関係について理解しているかどうかをみる」問題について特に優れており、情報と情報との関係の一つである、具体と抽象の関係について理解することができている」と言えます。

数学の問題では、「数と式」「図形」「関数」「データの活用」の正答率が各領域とも国や府を上回る結果になりました。特に「データの活用」で、「複数の集団のデータの分布の傾向を比較して捉え、判断の理由を数学的な表現を用いて説明できている」の問について優れていました。

英語の問題では、「読むこと」の領域で「事実・情報を伝える」と「考えや意図を伝える」という言語の働きを理解し、事実と考えを区別して読むことができるかどうかをみる問題や、文と文との関係を正確に読み取ることができるかどうかをみる問題、また「書くこと」の領域では、「文法事項や言語の働きなどを理解して正確に書くことができる」「社会的な話題に関して読んだことについて考えやその理由を書くことができる」問題の正答率が国や府より高く優れていました。

質問紙に関する調査結果の考察

カテゴリーごとのページをご覧ください。

調査結果

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 教育支援室 教育支援係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地

電話番号:0774-95-1923
ファックス:0774-94-5176
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2024年01月16日