子どもを性暴力から守る!vol.129(令和5年8月号)

性暴力は、年齢、性別にかかわらずおきています。令和2年度内閣府「男女間における暴力に関する調査(注釈)」では女性の14人に1人、男性の100人に1人が無理やり性交された経験があり、被害にあったときの年齢は約半数が19歳以下で、小学生以下の被害も全体の20%ありました。特に加害者の多くは顔見知りです。

見えない小学生以下の子どもの被害

子どもはそもそも被害にあっているという認識がなかったり、被害をどう話せばいいか分からなかったり、「恥ずかしい」「叱られる」と思って言えなかったりします。

保護者や知り合いからの被害は隠そうとしたり、加害者が子どもを手なずけて(グルーミング)、子どもに口止めしたり脅迫していたりします。身近な大人でさえ子どもの被害に気づかず、被害が拡大・長期化していることもあります。

子どものサインを見逃さない

被害を打ち明けられなくても、子どもは体調不良や睡眠・食習慣の変化、年齢に不相応な性的言動や、性暴力をほのめかすといった形でサインを出していたりします。「何か子どもの様子がおかしい」と思ったら、子どもの様子を注意深く観察してください。

被害を打ち明けられたら

子どもはあなたを信じて勇気を出して言いにくいことを打ち明けてくれています。一番傷つき困っているのは『子ども』です。子どもの話を決して否定せず、動揺せず、信じて最後まで聴いて、「よく話してくれたね」と褒めてあげてください。

「誰にも言っちゃだめ」「忘れなさい」「あなたが悪い」といった言葉は決して言わないでください。悪いのは加害者なのです。

性暴力の相談先は、町ホームページ「性暴力の相談」などをご覧ください。

被害から守るために

近年子どもを性暴力の加害者にも被害者にもしないために、子どもにプライベートゾーンの大切さを教える取り組みが始まっています。

令和5年8月31日までは町役場図書館前で「子どもを性暴力から守ろう!」パネル展を開催し、子ども向けミニ絵本「プライベートゾーン それなあに?」を置いています。親子で一緒に学んでみませんか。

(注釈)小数点以下1位を四捨五入。複数回答可のものは合計が100になりません。

 

過去のパネル展の様子

こちらからご確認いただけます。

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更新日:2023年08月04日