秋起こしを実施する農業者を支援します!!
野焼きによる二酸化炭素の発生を抑制し、環境負荷の軽減を図ること、かつ、次期作に向けた良質な土づくりに効果があることから、水稲収穫後の地温の高い秋季に稲わらや稲株をすき込む秋起こしを実施する農業者に対して、「精華町秋起こし推進支援事業補助金」を交付し、その取り組みに係る経費を支援します。
交付対象者及び要件
交付対象者は、精華町内の農地において、農業を営む個人及び法人その他団体とし、次のいずれにも該当する者とします。
- 自己が耕作する権利を有する農地で秋起こしを実施すること
- 水稲収穫後から11月末日までに10アール以上の面積で秋起こしを実施すること
- 今後も継続して農業に従事する意志があること
交付金額
- 秋起こしを実施した面積10アール当たり2,500円
(注意)1年度につき1農地1回のみの交付
申請期間
令和7年11月4日(火曜日)から令和7年12月22日(月曜日)まで
申請について
申請期間内に次の書類を提出してください。
- 精華町秋起こし推進支援事業補助金交付申請書兼請求書
- 誓約及び同意書
- 秋起こしを実施したことが確認できる写真
- 口座番号と口座名義(カタカナ)が確認できるもの(通帳の写し等)
精華町秋起こし推進支援事業補助金交付申請書兼請求書 (Wordファイル: 14.8KB)
期待できる効果
- 堆肥を投入するよりも少ない労力で、土中の有機物が増え、地力が向上します。
- 稲わらが土中で堆肥化することで、生育障害の原因となるメタンの発生が抑制され、稲の生育が向上します。
- 稲わらを焼かずにすき込むことで、稲わらの後処理の問題が解決します。
- スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の防除対策として、殻を破砕することや風にさらすことで、発生を抑えることができます。
秋起こしのポイント
- 稲刈り
- 排水
- 水尻をあけて乾きやすくし、稲わらと田を十分に乾燥させましょう。
- 轍(わだち)など滞水しているところは溝を切って排水溝に繋げましょう。
- 分解促進
- 腐熟促進剤(有機物腐熟促進材や石灰窒素など)を散布 することで、より腐熟が促進され堆肥に近い効果が期待できます。
- 秋起こし
- 土壌に空気がよく入るように荒く耕うんしましょう。
- 分解を促進させるため、収穫後の地温が高いうちに行いましょう。
- 土を練らないように丁寧な耕うん作業を行いましょう。特に田の枕地は機械が頻繁にターンするため深く練りがちです。枕地に負担をかけない工夫をしましょう。
(ロータリー耕) - 深さは5~10センチ程度で浅く。(深くすき込むと土壌での有機物の分解が悪くなるため)
- ロータリーの回転はゆっくり。(土壌に空気がよく入るように荒く起こすため)
- リアカバーは上げる。(土をカバーに当てて細かくしないため)
土づくりの効果は数年継続することにより 実感できるようになります。
毎年実施しましょう。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
事業部 農政課 農業振興係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地
電話番号:0774-95-1903
ファックス:0774-95-3973
メールフォームによるお問い合わせ






更新日:2025年11月04日