冬晴れの日、川にはカルガモの群れが遊び、アオサギが羽を休めています。 橋や
「家康は、逃げつつある。」
司馬遼太郎による長編小説『
堺から山城、近江、伊賀を抜け、三河へ。約200キロにも及ぶ一行の逃走ルートには諸説ありますが、河内から伊賀に至る説の一つが、精華町を東西に流れる山田川沿いの大坂道です。田畑を越え、山道を駆け上り、下り、東へ東へ。小説では「山城国相楽郡の山田荘」で宿を取った場面も描かれています。
いまも、山田川沿いの歴史街道には穏やかな田園風景とともに由緒ある寺社が点在します。